株式会社キノックス

きのこの雑学・あらげきくらげの雑学

品種について

1、 「あらげきくらげ」の品種数
 現在、国内で栽培されている「きくらげ」と称されるきのこは、そのほとんどは正式和名が「あらげきくらげ」と言われるきのこです。種菌メーカーにより数種類の品種が販売されておりますが、弊社ではこれまでの野生株に代わって、交配により育種した、より栽培し易い品種を開発して販売しています。
 種菌メーカーにより、販売品種の特性は異なると思われますが、弊社で販売している「あらげきくらげ」は、現在の流通品種の中では傘肉の厚いタイプを主体に販売しています。「きくらげ」も人工栽培は可能ですが、傘肉の厚さや収量性から、栽培には「あらげきくらげ」の方が適しております。


2、 「あらげきくらげ」の品質
 現在栽培されている台湾系の品種はきのこの傘の大きさは大きい(国産の倍近い大きさ)のですが、一般的に傘色が淡く、傘肉も薄い傾向にあります。それに対し、弊社品種は地元仙台での野生株から選抜した品種をベースに育種していることから、傘の色が濃く、肉質の厚いことが大きな特徴です。


3、 キクラゲ類と同じような食感のきのこ
 キクラゲ類に属するきのことしては、「きくらげ」、「あらげきくらげ」、「しろきくらげ」の3種類がありますが、これらきのこと同様の食感を持ったきのことしては、「まいたけ」の仲間の「ハナビラタケ」があります。しかし、ハナビラタケは現在まだ栽培が難しく、大量生産(量産化)がかなり困難なきのこです。