2022.09.16

どんぐりマークとは、正式名称を「栽培原料原産地マーク」と言って、国産の原材料を使用し、国内で栽培されたシイタケであることを示すマークです。

　最近の菌床で栽培されるシイタケは、中国で作られた菌床（菌棒）を日本に輸入して栽培していることから、「国産」の表示で販売されるようになっています。

中国で完熟状態（90日以上）まで培養した菌床を輸入して発生させることから、農林水産省の生鮮食品表示に義務付けられている「長いところルール」に違反しているのですが、消費者庁の食品表示に関するJAS法では「国産」表示が合法であるため、今後ますます「中国原料菌床で育った国産シイタケ」の増えることが懸念されます。

　 シイタケは本来、カシやナラなどの「どんぐり」のなる木（広葉樹）から発生します。
国産木材を原料として栽培された本物の国産シイタケであることを消費者の皆様に理解してもらうために考案されたマークですので、業界一丸となって積極的な普及に努めているところです。

　

輸入菌床シイタケ消費者アンケート

日本特用林産振興会が行ったアンケート調査によれば、8割の消費者が輸入菌床から発生したシイタケの表記に違和感を感じるとの結果でした。

どんぐりマークのシールを貼ったシイタケは、本物の国産品であることを証明するものです。

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