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Ganoderma Iucidum(Leyss.: Fr.)Karst.

 まんねんたけはマンネンタケ科マンネンタケ属のきのこで、夏〜秋に広葉樹腐朽木等に発生する木材腐朽菌で、ヒダナシタケ類の薬用きのこである。傘の形は不規則で、一般的には円形や腎臓形をしており、硬い殻皮に覆われ、表面はニス状の分泌物で光沢をあらわし、傘が小さく、柄が長く伸びるのが特長である。肉質はコルク質で硬く、特有の強い苦味があることから、中国では「霊芝」と呼ばれ、民間薬の中では不動の地位を占め、古来より数々の薬効が伝承されている。
 日本でも薬用きのこの王者として古くから愛用されており、きのこの抗腫瘍作用を世に知らしめる原動力となったきのこである。中国では薬用きのことしてのみならず、10万本の古木に2〜3本しか発生しないような極めて稀少なきのことされてきたことから、天下泰平のしるしの「吉兆きのこと」しても古くから珍重されている。
 学名は菌傘の光沢に因んで、また、和名はきのこを乾燥させると多年に渡り原型を保ち続けることに因んで、「万年茸」と命名されたものである。
 薬効面においては、抗ガン作用を有するきのことして広く知られているが、最近の研究では、苦味成分である「トリテルペン類」に抗アレルギー作用、血圧降下作用、コレステロール・中性脂肪降下作用など、様々な生活習慣病を予防する効果のあることが解明されてきている。