ヒマラヤヒラタケタイトル画像
ヒマラヤヒラタケの画像

Pleurotusu sp.

 ヒマラヤヒラタケは形態的にはひらたけ(Pleurotusu ostreatus )に類似するが、ひらたけとは交配せず、うすひらたけ(Pleurotusu pulmonarius )との交配が可能であることから、ひらたけよりはむしろうすひらたけの仲間(亜種)のきのこである。しかし、一般的なうすひらたけに比較して、傘の大きさが5〜15cmとかなり大型で(ひらたけよりも一回り大型)、傘肉も厚くしっかりしており、傘の色も灰褐色と濃く、外観的にはひらたけに近い形状をしている。ひらたけに比べ発生時期が春〜秋と広範囲で、子実体の発生温度幅が広いことなどが大きな特徴である。
 ヒマラヤヒラタケが属するうすひらたけグループには生育環境により種々の変種が存在し、一時Pleurotusu sajor-caju の和名として命名された時期もあったが、1992年に根田らによりP.sajor-caju とはまったく異なるきのこであることが指摘され、近年はP. sajor-caju (ネッタイカワキタケ)とは区別されるようになった。
 ヒマラヤヒラタケは栽培が簡単で、高温でも発生する優秀な食用きのこであることから、マレーシアやタイなど世界中で広く栽培されており、日本においても今後の消費の伸びが期待される。