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こちらを御覧ください。 自然栽培におけるきのこの仕込み時期は、害菌の混入を防止する目的で、空気中の浮遊菌数の少ない2〜4月に行う。特に、降雪量の少ない年は、殺菌終了後の放冷工程において害菌類が混入しないよう慎重に作業を行う必要がある。 1、培地調製 ・広葉樹オガコを使用し、栄養源としては、米ヌカ:フスマ=5:5(重量比)の割合で、培地総重量の10%となるように添加する。 水を加えて、良く混合する。 1ブロック当たりの栄養源の添加量は、300〜320g(2.5kg菌床)が目安である。 ・含水率は、62〜64%に調整する(培地を強く握って、指間から水が滲出する程度を目安)。 2、充填
3、殺菌 ・常圧殺菌は、培地内温度が98℃以上に達してから、4時間継続する。培地が大きいことから釜内部との温度差に留意し、必ず培地内温度を測定しながら実施することが重要である。 4、放冷 ・消毒を行ったクリーンな環境下で、培地温度が20℃以下となるまで冷却する。常圧殺菌の場合には、培地の急冷に特に留意する。 ・戻り空気による吸い込み汚染に注意が必要である。 5、接種 ・袋口の仮止めを外し、消毒したスプーン等で素早く接種した後、ホチキス等でしっかりと密封して口封じを行う。 ・種菌の接種量は、1ブロック当たり40cc程度を目安とし、850cc種菌ビン1本当たりで、約20ブロックに接種する。 ・接種作業は無菌操作に徹して、スピーディーに行う。 6、培養管理 ・ブロック菌床による栽培は、種菌を接種後、直ちに本伏せ管理を行う。凍結の可能性がある場合には、全体を断熱シート等で覆い、10℃以下としないよう保温に努める。 ・夏越しは、通風や水はけ管理に注意して、出来るだけ湿度を低めに、温度変化の少ない場所で管理する。 ・ヒマラヤヒラタケは、梅雨時の低温によりきのこの発生することがあるため、発生したきのこは必ず除去するように心掛ける。処理方法は、発生部位の袋をコの字型に最小限にカットしてきのこを取り除き、切り口をガムテープ等で空間が出来ないよう菌床にしっかりと密着させる(夏越しのポイント)。 ・加温管理による短期栽培の場合には、20℃で15日間程度の培養、更に24〜28℃で30〜40日間の熟成を行う(5〜6月に自然発生が可能)。 ![]() 7、発生操作
8、発生管理 ・発生温度は、8〜25℃とひらたけに比べ幅が広いことから、5月上旬〜10月下旬までの長期発生が可能である(盛夏を除き、春から秋までの発生が可能)。
9、収穫 ・菌傘が凹型になる前(大きさは5〜8cm)に株ごと収穫する。 ・必ず株ごとの収穫を心掛け、病害発生の原因となる発育不良株や収穫後の側芽等を決して菌床に残したままにしないことが肝要である。 ・発生操作後、5日間程度で発生が始まり、7〜10日間で収穫となる(生育温度で異なる)。 ・1ブロック当たりの発生量は、800〜1,000gの収穫が可能である。 |
■ご注意! きのこ種菌の拡大培養は種苗法により禁じられております。
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