株式会社キノックス

ぶなはりたけの自然栽培・原木栽培法(長木)

【ぶなはりたけ】
ぶなはりたけの画像

菌糸の最適伸長温度 24~26℃
きのこの最適発生温度 12~20℃
きのこの発生温度は比較的高いので、9月中旬頃より発生する。
◆ぶなはりたけの詳しい情報◆

品種
発生温度
特長
販売品目
東北B71号(中生)
15~23℃
厚肉、黄白色
種駒500ヶ

※当社で取り扱っておりますその他のきのこの品種に関しては、
 こちらを御覧ください。


1、栽培可能な原木

  原木の種類としては、ブナ、トチ、カエデ、サクラ等が良い。

 

2、原木の伐採と玉切り

  原木の伐採は他のきのこと同様、木材の栄養分が多く活動停止期である11~3月までに行う。伐採した原木はそのまま乾燥させて、内部樹液を抜くようにする。接種前になったら、90~100cm程度に切る。

 

3、接種

  接種は3月~4月下旬までに行うようにする。ドリル、穿孔器を使用して、原木に孔をあける。孔の数の目安としては、1mの原木で切り口直径の4倍が良い。(直径10cmであれば40ヶ)
6・5の千鳥植

 

4、仮伏せ

  接種が終了した原木は、3~4段の薪積みにして、、ビニールシート、コモ、ワラ等で被覆し、菌糸の活着・伸長を促すように管理する。なお、乾燥気味の時は、適宜、散水する。ぶなはりたけの菌糸は、低温で伸長が遅いため、仮伏せは必ず行うようにする。
仮伏せの図

 

5、本伏せ

 本伏せは、排水と通風が良好で、直射日光の当たらない林内が良い。伏せ方は低いヨロイ伏せで管理する。
よろい伏せ

 

 

6、きのこの発生と収穫

  早いと9月頃からきのこが発生する。ぶなはりたけはあまり大きくなり過ぎると品質が悪くなるので、針の長さが1.5~2.0mm程度に生長した時点で採取する。

 

 

 

 

■ご注意! きのこ種菌の拡大培養は種苗法により禁じられております。