株式会社キノックス
エリンギの空調栽培・ビン栽培法
【エリンギ】
空調栽培エリンギの画像
エリンギは乾燥気候を好むきのこで、日本には自生しないことから、施設栽培においては比較的病害に弱く、連作障害を生じ易いきのこであります。それゆえ、周年で連続的に栽培を行なうに当たっては、菌掻き時から芽出し工程管理における菌床表面への病害菌の感染に、特に細心の注意を払う必要があります。(栽培方法の特許出願中)
◆エリンギの詳しい情報◆


品種
培養日数
特長
販売品目
KX-EG109号
35日間
柄・硬肉・細長、傘・中肉・灰色
株採りタイプ
種菌850cc
KX-EG70号
25日間
柄・硬肉・極太、傘・厚肉・灰黄色
バラ採りタイプ
種菌850cc
KX-EN2001号
35日間
柄・硬肉・中太、傘・ロート状で大型・灰黄色 1本採りタイプ(芽欠き処理)
種菌850cc
※当社で取り扱っておりますエリンギの品種に関しては、こちらを御覧ください。


1、培地調製
・培地基材としては、スギオガコ:コットンハル=8:2(容積比、40〜50g/850ccビンが目安)に混合して使用する。
・栄養源は、フレッシュフスマ:オカラ:ネオビタスHM=3:5:2(重量比)の割合で混合して、1ビン当り80g/850ccを添加する。なお、増収材としてネオビタスNの使用も可能である。
・オカラを主体とした培地配合の場合、通常の含水率では殺菌後に培地が収縮してビン肩部に隙間ができてしまうことから、仕込み含水率は65% 程度とやや低めに設定する。
・培地の至適pHは、5.0〜6.5(殺菌終了後)であるが、スギオガコ培地においては、通常、特に調整は不要である。
・含水率は、68〜70%に調整する。

培地撹拌用ミキサー


2、充填
・培地の充填量は、850ccブロービンに480〜520g(内容量)となるように充填する。


3、殺菌
・常圧殺菌は、培地内温度が98℃以上になってから、4時間継続する。
・高圧殺菌は、培地内温度が120℃に達してから、60分間(有効殺菌時間)保持する。
釜温度を目安とする場合には、90分間(850ccビン)の保持を実施する。エリンギ栽培においては、高圧殺菌が理想である。
高圧殺菌釜画像
高圧殺菌釜


4、放冷
・必ずクリーンな環境下で、培地温度が20℃以下となるまで冷却する。(常圧殺菌の場合は、培地の急冷に留意)
・戻り空気による吸い込み汚染に注意する。



5、接種
・種菌の接種量は、1ビン当り15cc程度を目安とし、850cc種菌ビン1本当たりで約60本に接種する。
・接種作業は無菌操作に徹して、スピーディーに行う。
接種ライン画像種菌接種機



6、培養管理
・温度は、18℃で25日間管理し、更に23℃で10〜15日間の培養管理(熟成)を行う。(ビン間温度を26℃以上にしない)
温度管理は、ビン間温度での管理を基本とする。(室温は目安温度とし、ビン間温度との較差に注意)
・湿度は、前期培養は60〜70%、後期培養は70〜80%で管理する。
・CO2濃度は、3,000ppm以下で管理する。
・照度は、極力暗黒培養で管理する。(点検時以外は照明不要)
・期間は、35〜40日間。(品種により異なる)


7、菌掻き
・発芽数を抑制する目的で、10mm以上の深掻き(ブッ掻き法)を実施する。エリンギ栽培においては、菌床表面含水率で発芽の本数が異なる傾向が認められる。
・菌掻き後の注水は不要である。注水操作は、発芽過多症状や病害菌感染の原因となり易い。
・菌掻き機は、作業の都度必ず清掃と消毒を心がけ、専用の部屋を設けて実施する。(掻き出し作業との混同を避ける)
菌掻き機画像
菌掻き機



8、芽出し管理
・温度は、14〜15℃で管理する。(病害予防の目的で15℃以上にしない)
・湿度は、90〜95%で3〜5日間、70〜80%で5日間管理する。エリンギ栽培においては、後半の湿度を乾燥気味に管理することが特に重要である。
・CO2濃度は、3,000ppm以下で管理。
・照度は、200Lux程度で、昼間のみの点灯管理とする。
・期間は、7〜10日間で、倒立状態で管理する。(被覆芽出しも可能)
倒立芽出し画像


9、生育管理
・温度は、14〜18℃で管理し、20℃以上には上げない。
・最初の3日間を14℃で管理することにより、頑強な原基が形成される。
・湿度は、70〜95%で管理し、乾/湿の湿度較差を大きくつけて管理することがポイントで、常時高湿度環境とならないように留意する。
・日中に加湿を停止させ、夜間のみを加湿とした乾/湿の較差を大きく付けた湿度管理は、夜間に飛散する胞子の洗浄作用も兼ねている(胞子による累積汚染防止策)。
発生状況画像
・CO2濃度は、菌柄を長めに生育させることから、3,000ppm以下程度の換気管理で充分である。(MAX:4,000ppm)
・照度は、50〜500Luxで、菌柄の徒長を促す目的で、不要な点灯を避けるように管理する。
・初期の3日間を昼夜点灯管理することにより、傘の巻き込みの強い原基が形成される。
・期間は、発芽確認後に正立状態へ戻し、7〜10日間管理する。正立に戻した直後はビン口に発芽水が停留し易くなることから、2〜3日で発芽水が飛散するように、生育初期の低温管理での除湿による湿度コントロールを心掛ける。


10、収穫
・菌傘に丸みが残っている状態で、株ごと収穫する。菌掻き後から16〜18日目で収穫可能となる。
・発生量は、1ビン当り140〜180gの収穫が可能である。
■ご注意! きのこ種菌の拡大培養は種苗法により禁じられております。

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